2007年10月15日

派遣契約中に請負業務をさせてもいい?

こんにちは。派遣生活.comのみるくです。

すっかり涼しくなり、気持ちの良い季節になりましたね。
今頃、夏の疲れが出てきたような気がします。
毎日、夕方になる非常に眠くなります。(笑)

皆様も体調管理にはお気をつけくださいね。


さて、以前の質問受付期間中に、皆様から送っていただいたご質問メールをご紹介したいと思いますが、今回は派遣会社に勤めておられる「これから派遣」様からのメールです。

「A社は建設業許可と派遣業許可を取っています。A社の社員(C君)をB社に派遣します。契約期間は半年とします。(期間Dとする。)C君がB社で業務する分は働いた時間を契約どおり精算し支払います。
質問です。
期間D内にB社からA社に対して発注された建設業の請負業務にC君をA社の社員としてA社は業務に当たらせて良いのでしょうか?当然、その請負業務に当たっている時間(日は)B社への派遣業務の請求時間から除きます。=派遣契約で決まっている「期間中」に派遣元は自社の「請負業務」に当たらせていいのでしょうか?(質問者の希望は、時々抜けてA社の請負業務にも当たらせたい)」


まず、ご質問の件に関して回答させていただく前にひとつお願いです。

私は、単なる派遣社員の一人であり、自分の仕事に役立てるために、個人的に本を読んだり、派遣法に関連するホームページを調べたりして、派遣法に関する知識を得ています。そして、自分が得た知識を派遣社員の皆様にも役立てていただきたいと思い、また一人で悩んでいる派遣社員の方々の助けになれたらと思い、私自身もホームページを作りました。

それで、私の知識は必ずしも100%正確なものではなく、特に派遣会社と派遣先企業の関係については全くといっていいほど知識はありません。どうか一派遣社員の意見として読んでいただければ幸いです。

派遣法や労基法に関連した正確な情報を得たいということでしたら、労働局や社労士の方にお問い合わせくださいますようよろしくお願いいたします。

前置きが長くなりましたが、私なりに思ったことを回答させていただきます。


「これから派遣」様もすでに知っておられますように、派遣労働の基本となるのは、
派遣会社と派遣先がかわす「労働者派遣契約」と
派遣会社と派遣社員がかわす「雇用契約」です。

これらの契約が守られないことがあると「契約違反」「契約不履行」とみなされ、最悪の場合、損害賠償などの問題に発展するケースもあるようです。

今回、B社に派遣されているC君(=A社の社員)を時々A社の請負業務(=B社が発注)に当たらせたい、とのことですが、それがすでに結ばれている「労働者派遣契約」「雇用契約」を果たすことのできない内容であるなら、本来ならその契約が終了してから、ということになるかと思います。

でも、A社・B社・C君の3者が全員納得し、合意しているということなら、契約変更ということも可能だと思います。でも、C君やA社またはB社がそのことを快く思わず、同意しないなら、やはり半年の派遣期間D間は、A社は契約通りにC君をB社の仕事にあたらせる義務があると思います。

(3者合意の下に契約変更される場合は、あとから問題にならないよう、契約書を改めて作り直されるのが得策だと思われます。)

派遣社員の私としての希望ですが、C君個人が一番弱い立場にあると思いますので、どうかC君の労働条件が今までより悪くならないようにして欲しいと思います。A社の社員ということですので、大丈夫とは思いますが、給与・社会保険・有休はもちろん、労働時間や労働場所等の変更について、変更する前にまずはC君と話し合って、C君の気持ちも聞いていただければ嬉しいです。

もし、A社の請負業務を、C君がB社の指示の元で行うなら、二重派遣に近い構図になるような気もしますが、現在の契約内容を3者合意の下、一部変更し、(つまりB社への労働日を現在より少なくするように変更し、その少なくなった日に)C君がA社の指示の元で請負業務を行うなら、問題はないのではないかと私自身は思います。

もともとA社の社員ということなので、A社がC君の不利益にならないよう雇用条件に十分気をつけ、(もちろんC君の合意も得、)またA社B社との間で合意にいたっていれば、大丈夫なのではないでしょうか。

また通常と違った複雑な雇用形態を作るときに問題となるのが、関係する会社が労働者に対する責任や義務などを放棄してしまうということのようですが、今回の場合は特にA社がC君に対する雇用者としての責任をしっかり自覚していれば、問題はほとんど起きないのではないかと思います。

一派遣社員が大変生意気なことを申しましたことをどうぞお許しください。

最後までお読みいただきありがとうございました。
でも、こうやって会社側の立場の方が派遣社員側の意見に耳を傾けてくださることを本当に嬉しく思います。

どうかこれからも引き続き、弱い立場である一社員や一派遣社員のことを優しく気遣ってくださる上司でいてくだされば大変嬉しく思います。

posted by みるく at 13:41| Comment(0) | 二重派遣 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年10月13日

「二重派遣の下で雇用申込み義務は…?」

10/11、派遣社員のto4179さんより質問メールを送っていただきました。どうもありがとうございます。

今回、to4179さんの状況はかなりややこしいようですので、出来るだけ簡潔に要点をまとめてご紹介します。

「現在、A派遣会社からB派遣先企業へ26業務で2年以上派遣されています。通常ならB社で勤務するのですが、B社は労働者派遣事業法に基づく特定労働者派遣事業の許可をもっており、C社に労働者を送っています。そして私はC社の制服を着て、C社の親会社D社で働いています。(C社とD社は業務委託契約をしています。)私はできれば正社員になりたいと思っていますが、このような状況の下で、派遣期間が3年を超えた場合、雇用申し込み義務に基づく雇い入れを要求出来るのでしょうか?また、近い将来、業務内容・勤務場所はそのままで、AからBではなく、AからCへの派遣となるかもしれません。」
という内容のご質問でした。

いろいろ調べてみたところ、まず、to4179さんの契約内容ですと、雇用者はA派遣会社、派遣先はB社ですので、指揮命令を出すのはB社でなければいけませんが、実際にはB社ではないC社が指揮命令を出しているようですので、to4179さんは二重派遣の状態になっていると思います。

そして、そのような二重派遣の下で働いていて、雇用申込み義務は生じるのか、という点ですが、私の考えなのですが、たぶん、to4179さんの場合、実際に指揮命令を出しているC社にその雇用申込み義務が生じるのではないかと思います。C社は「派遣先はB社だから」と逃げることはできないと思います。もともと二重派遣は違法なので…。でも現在、契約上はB社が派遣先となっているようなので、まずはその二重派遣の状態を改善してもらう必要があるのではないかなと思います。

この二重派遣の改善についてですが、近い将来、正常な形(AからCの派遣)になりそう、とのことなので、その時期を待ってもいいかもしれませんが、できるだけ早く改善されたい場合、派遣会社にAからCの派遣に早めに切り替えてもらうよう交渉するか、それが各地の労働局に設置されている労働相談窓口など第3者にご相談されてもいいかなと思います。

そして正常な状態にもどって、C社への就業期間が3年を超えて、かつC社がto4179さんと同業務に新たな労働者を雇い入れようとした場合、雇用申込み義務に基づいて雇い入れを要求することができると思います。

ただ、雇用申込み義務というのは、正社員として受け入れる義務はなく、契約社員やパートでも可能となっていますので、派遣社員より条件が悪くなる可能性もあります。(私個人としては、そこをもうちょっと法律でなんとかしてくれたらいいのにな〜と思うのですが、なかなかそこまでは難しいのでしょうね。)でも、これは交渉によると思いますので、頑張って交渉すれば、正社員で受け入れてもらえるかもしれません!

to4179さんは今までとても複雑な環境で働かれてきたようですが、この状況が早く改善されて、正社員として働ける道が開かれるといいですね!

またわからないことなどあれば、いつでもメールorコメントしてくださいね。(*^_^*)


posted by みるく at 01:53| Comment(1) | 二重派遣 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年06月01日

二重派遣?

5/31(火)、女性派遣社員の方から「派遣生活.com」の方へ質問を送っていただきました。本来ならそちらのサイト内でお答えするのですが、少し難しい内容でしたので、こちらで回答させていただきますね。

「A派遣会社からB会社のC部署へ派遣されているのですが、C部署と社内のD部署が業務委託契約を交わし、D部署で働くこととなりました。何か問題はありませんか?」という質問です。

この雇用形態は二重派遣と言われる違法な状況とよく似ていると思います。ところが企業側は「業務委託なので派遣ではない」という場合が多いようです。

業務委託となると派遣法は適用されないので、もしあなたがD部署で何かトラブルがあったとき、D部署には法律が適用されません。そこでC部署が責任を取ってくれたら問題はないのですが、C部署も「うちは知らない」となると困ったことになります。(ただ法律上はC部署があなたと指揮命令関係にあるので、派遣先企業として責任があります。)

トラブルが何も起きなければ問題はありませんが、何もない保証はないので、このような状況で働き続けるのは不安が大きいと思います。特に長期で働く予定があれば、余計に心配な気がします。

本当は直接D部署へ派遣されることが一番良いと思うのですが、そうも行かないと思うので、もし今心配な状況があるなら、まず派遣会社に相談して、それでも状況が改善されないなら、職安や労働基準監督署などへ相談されたほうがいいかもしれませんね。

早く不安な状況が解決されるといいですね。
お仕事頑張ってください!


posted by みるく at 14:38| Comment(0) | 二重派遣 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年03月19日

二重派遣について

派遣社員はA派遣会社と契約して、Bという企業に派遣される、というのが通常のスタイルですが、B企業から頼まれてさらに別のCという企業に派遣される、というのが二重派遣というそうです。

派遣法ではこの二重派遣というのは禁止されています。

「別に自分は普通にお給料もらえるんだから、いいんじゃない」と思うかもしれませんが、(私は最初はそう思いました)この二重派遣で働いていると危ないことが多いそうです。

一つは、もし仕事中に事故にあったり怪我をした場合、通常なら労災で治療を受けられますが、二重派遣で働いていると、会社側がそれを知られるとまずいので、労災で治療を受けられないようにされる場合があるそうです。

もう一つは、派遣料金が余分に取られ、通常の派遣より時給が安くなっている場合もあるそうです。

私自身はこのような話は聞いたことがないのですが、二重派遣されていたという人の例もあるようなので、みなさん、気をつけてくださいね。(*^_^*)


posted by みるく at 01:06| Comment(0) | 二重派遣 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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